(2017/01/13)

         
Large(1600×1067)でご覧になる場合は「F11」キーで画面が広く使えます。戻すときは再度「F11」を押してください
開催日時や場所が公表されないことで有名な(?)このイベントというか式典ですが、昨年と比べて(私は昨年初めて行ったので、それより前は判りませんが)今年大きく二つ変わったところがあります。

一つは開催場所の変更で、従来は明治神宮外苑絵画館前の公道でしたが、新国立競技場の建設工事が始まったために、今年は江東区・夢の島の警察の施設内で行われました。新木場駅から徒歩10分くらいです。(Google Earthの航空写真に線を入れて場所を表示したものを1枚目の写真に入れました)

もう一つは明らかに「見せる式典」を意識するようになりました。昨年は(たぶんそれ以前も同様だったと思いますが)警察内部の式典をやっていて「見たければ見てもらってかまいませんが・・・・・・・」という感じを受けました。従って見せ場と言えば分列行進のみでした。

しかし、今年はSPによる要人警護訓練や、テロ犯人を制圧する訓練、白バイの「繰輪訓練」(と聞こえました、難しい言葉ですが、通常模範走行とか、ドリル走行と言われるもの)などの展示訓練も入り、アナウンスも完全に見学者を意識したものになっていました。そして一般見学者用の椅子席が用意されているなど、昨年とは様変わりの感じでした。(東京消防出初式みたいなイメージ)

そして、開催時間も、昨年までは7時20分から1時間くらいでしたが、今年は9時半から1時間半と、これも招待者や一般の見学者が見易いようにという配慮かもしれません。

そして、場所などが変わったことによる一般見学者のメリット・デメリットですが、メリットはやはり開始時刻が遅くなったことで行きやすくなったのと、見学場所に椅子が用意されていることで楽になりました。(但し、写真・動画を撮影するのであれば最前列に座るか、さもなければ椅子席の後ろに立つかでしょう)

デメリットとしては、好きな場所が選べなくなったことが大きいです。特に車輌の分列行進では、入場場所に近い席なので、すぐに通り過ぎてしまい、斜め前方からじっくり撮ることができません。(報道関係者の陣取る場所の反対側なので、初めから「これは厳しいな・・・・」と思いましたが、その通りでした)

それと神宮外苑は背景が絵画館という申し分無い場所でしたが、夢の島は(特に一般見学者席の辺りは)背景があまり良くありません。とまあいろいろありますが全体的には一般人にとって親しみやすい式典になったので非常に良かったのではないかと思います。