(2011/04/02)

         
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東日本大震災から3週間、地震と津波によって多くの方が犠牲になり、行方不明の方も多数、何もかも根こそぎさらわれたり、放射能の危険性から避難を余儀なくされた被災者の方々の姿が毎日テレビに映し出されるのは痛ましいかぎりであり、一日も早い被災地の復興と、原発危機の沈静化を祈るばかりです。

一方で季節は何事もなかったかのように移りゆき、冬の寒さから開放された花が開き始めています。また一方では、お花見その他のイベントについても「自粛すべき」「いや普段どおりの生活で日本が元気を取り戻すことこそ復興にも役立つ」など、あちこちで議論がされるようになりました。

格好をつけるわけではありませんが、私は以前このサイトの掲示板に書いたとおり、「自粛」は信仰心と同じく各人の心の問題であり、「すべき」とか「すべきでない」という議論になじまない話だと思います。


他人の目を気にして自粛するのは「自粛」ではなく「他粛」ではないでしょうか。また、各人がどう考えようと自由ですが、「お前もこう思うべきだ」「お前もこうしろ」と押しつけるのおかしいのではないか・・・・・・・という気がしています。


無論、企業や団体となると、心情的な問題よりも、実施に伴う不測の事態などのリスク回避、風評被害防止、あるいはもっとストレートにソロバンはじいて・・・・・・等々、然るべき理由の方が大きいでしょう。節電が理由となるとこれは自粛の範疇ではないと思います。

毎年私が撮影しており、このサイトのメインテーマでもある「横浜国際仮装行列」も、主催者の横浜商工会議所のサイトには実施有無について触れていません。(4月2日現在)
無論私個人としてはぜひ実施して頂きたいですし、このパレードに向けて準備や練習を積んでいる方々、子供達も開催を望んでいると思います。

しかし、判断は主催者の考えひとつであり、中止という決定になってもそれはそれで抵抗無く受入れなければならない話だと思いますので、私もあえて商工会議所への問い合わせや、まして要望などは(一介のアマチュアカメラマンとしては要望などおこがましい限りですし)しておりません。

なお、直接の関係はありませんが、毎年4月に行われる「成田太鼓祭」は「東日本大震災物故者追悼復興祈願」として4月16日(土)、17日(日)に開催が決定したようです。(オフィシャルサイトはこちらです)

前置きが大変長くなりましたが、自宅から車で僅か10数分のところにある「城山かたくりの里」(オフィシャルサイトはこちらです)に6年ぶりに行ってきました。今年は寒さが続いたせいか、見頃が例年より遅れたうえに、群生地の密集度合いもちょっと寂しいような・・・・(気のせいかな)。

それでも可憐なかたくりの花は人の心をなごませてくれるのは間違いありません。まだ1週間くらいは見頃が続くのではないかと思います。

動画