(2007/08/26)

         
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8月25日(土)浅草のサンバカーニバルを撮り終わって、その足で仙台に向かい、一泊して26日(日)は自衛隊松島基地の航空祭を撮ってきました。松島基地はブルーインパルスの本拠地で、フライトが午前午後の2回あります。

東京近辺でブルーインパルスが見られるのは例年11月3日の埼玉県入間基地ですが、毎回ものすごい混雑。それに比べると松島の方はぐっと少なく、今回も7万7千人とのことなので、ざっと入間の1/3くらいでしょうか、暑いですがとにかくゆったりと見られます。

アクセスは仙石線の矢本という駅が最寄りです。始発のあおば通り駅から6時半くらいの快速に乗って、7時半頃に矢本に着きました。電車は航空祭を見に行く人でかなりの混雑。矢本駅から10分少々歩いて既に開門されていた基地の中に入りました。
入間みたいに必死の形相でダッシュする人もなく、のんびりと歩いて地上展示エリアへ。しかしさすがにブルーインパルスの近くの最前列はほぼ埋まっていて、辛うじて右端から2番目に場所取りができました。

ところが意外にもここがほぼベストポジションであることが後でわかりました。松島基地は滑走路が2本ありますが、残念ながら観客席から遠く離れたほうを使っており、離着陸をまともに撮ることは難しいです。
そうなると地上走行がねらい目になりますが、午前のフライトで滑走路に向かうブルーインパルスが、なんとこちらに向かってきました。そして目の前20メートルもないくらいのところでターンしたので、間近に後ろ姿まで撮ることができました。

しかし、いいことばかりではありません。もの凄いジェットの排気で帽子が吹き飛ばされたのは仕方がないとして、胸のポケットに入れていたiPODも何故か一緒にかなり後方まで飛んでいってしまいました。(事前に注意はありましたが、タカをくくっていたら予想以上でした)

しかし、もっと驚いたのはあまりの風圧で飛ばされたホコリがカメラの中に入ってしまったことです。ズームレンズの鏡胴は空気が抜ける必要がありここからゴミ入るという話は聞いてはいましたが、まさかデジタル一眼レフの大敵のホコリが一瞬にして侵入するとは・・・・信じられないアクシデントでした。
(撮影中のカメラの液晶部面で気づくほどの大きさでは無く、後でビュアーで拡大してみて「何これ?」という感じ。よくよく見ていったらブルーの通り過ぎる前のコマまではホコリが全く無いのに、ターンして排気ガスを受けた直後のコマから見事にホコリが着いていました)

でもゴミはレタッチでごまかせましたし、この迫力はちょっと入間では味わえません、興奮しました。ただ、晴れてはいたものの綺麗な青空ではなく、そのうえ逆光線気味で飛行中の機体はほとんど黒っぽいシルエットになってしまったのは残念です。しかし、ここは夏場霧が出たり天気が悪かったり、あまり綺麗に晴れることは少ないとも言われていますので、これでも上出来といえそうです。(フライトの画像はメチャクチャなトリミングとレタッチをかけないと使い物にならないので、ほとんど原形をとどめていません)

またフライトの合間にはピザの宅配用バイクを改造したみたいなブルーインパルスJr.の「曲技走行」もあったり、遊び心十分で一日楽しめました。天気のリスクはありますが、一度は行ってみる価値がありそうです。