(2010/01/30)

         
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先日9日にも撮ったばかりですが、また東京駅で新幹線を撮ってきました。目的は2つ。ひとつは2月28日でラストランとなる東海道新幹線500系の撮影、もうひとつは9日の写真で、暗部のノイズが盛大に浮いていたのに気がつき、撮り直しです。

500系は16両編成での運行が2月末で終わりになります(JRのサイトに案内が出ています)。まだラストランまで1ヶ月あるというのにかなりの盛り上がりで、到着する17番線ホーム突端はもう入れないくらいの混雑。そのため、1本隣のホームから撮りました。500系は確かに魅力的なフォルムで、その昔「弾丸列車」という言葉があったそうですが、まさに弾丸のようなイメージです。きっとラストランが近づいたら凄いことになるでしょう。

もうひとつの「暗部ノイズ」ですが、WEBで調べたところキヤノンの最近の機種に組み込まれている「オートライティングオプティマイザ」という機能が影響しているという意見が多く見られました。「オートライティングオプティマイザ」は簡単に言うと「黒つぶれ」を防止する機能のようですが、取説にも「撮影条件によりノイズが増えることがあります」と書いてあり、工場出荷時はONで「標準」になっています。

更に、私は標準設定ではコントラストが強すぎると常々感じていたのでコントラストを最も低く設定していたため、余計に暗部ノイズが浮いて見えたのかなと思います。(尤も、昨年EOS50Dで撮ったときには、同じく「オートライティングオプティマイザ」がONになっていましたが、今回使った7Dよりはノイズが目立たなかったような気がします。この辺りは、よく言われるように7Dで大幅に増加した画素数が影響しているのか・・・・素人の私にはよくわかりませんが)

そこで、今回は「オートライティングオプティマイザ」をOFFにし、更に暗部ノイズの要因になるらしい「高輝度側階調優先」もOFFにし、更にコントラストは2段階強め、極力暗部ノイズが目立たない設定にして見ました。結果はかなりの効果があり、問題ないレベルに落ち着きました。

新幹線のようなヌメッとした艶のある被写体はノイズが目立ちやすいために今回気がついたのですが、工場出荷時のデフォルト設定もなかなか難しいものです。多分普通の被写体を普通に撮るには最適の設定として工夫されたのでしょうが・・・・・・。

ところでノイズといえば決定的に影響するのがISOの感度設定です。常用レベルの400から6400まで、同じ被写体を撮ってテストしてみた結果がこちらです。やはり高感度=低画質は一目瞭然。原画サイズで「滑らか」と思えるのは800が限度でしょう。でも原画サイズで見るということは通常ありませんから、私も三脚を使えない夜景などでは4000〜5000をよく使います。