(2004/04/03)

デジタルビデオカメラテストの記録

10年ぶり、はオーバーかもしれませんが7〜8年ぶりにビデオカメラを購入しました。機種は2年ほど前に発売され、既に新たな生産は打ち切られているらしいSONY TRV950です。
とは言っても、別に在庫整理の廉売でというわけではなく、店頭でいろいろ比べて見た結果、「ハンディカム」サイズの中では画質が優れている点で決めました。最新型の機種はコンパクトなのは大きな魅力ですが、画質は今ひとつという感じです。価格的には最近3CCDで売り出し中のパナソニックNV-GS200Kの2倍以上するうえ、後継機種が近々出るかもしれないな・・・・・と思いつつ思い切って購入しました。

静止画は100万画素と最近の機種と比べるとかなり見劣りしますし、メモリースティックも128メガまでしか使えないなど、古さも感じますが、トータルで見るとまあまあかなと言う気がします。
動画の画質については、昔のhi−8がデジタルに変わったとはいえ、やはり家庭用は家庭用。静止画のデジカメの世界で見られるようなここ数年の劇的な改善は感じられませんでした。テレビ画面で見るとプロの機材との差は歴然、コントラストの強い場面での不自然さなど、家庭用ビデオ画像の名残りは相変わらずでした。

もっとも、全然期待していなかった静止画のほうは、ノイズなど贅沢を言えばキリがありませんが、予想以上のできばえ。色合いは比較的自然で、WEBの素材程度であれば使えそうな感じです。また、動画を再生しながらその中の任意の場面を静止画としてメモリースティックに取り込む機能もあり、こちらの画像は640×480の固定ですが、想像を上回る画質で感心しまた。ノーレタッチ、そのままのサイズのサンプルはこちらです
なお、液晶画面を使っても、昔よりバッテリーのもちはかなり良くなっているようです。以下静止画サンプル画像をいくつか掲載しました。(サムネイルをクリックすると拡大画像が現れます)
但し、静止画の原画を、同じサイズに縮小したEOS kiss Digitalの画像と比べてみるとその差は歴然。やはり「静止画も撮れます」の域を脱していません。
TRV950の原画
EOS kiss Digitalの縮小画像