(2015/11/21)

         
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11月も終わり近くというのに、エルニーニョ現象のためなのでしょうか、マフラーもコートもいらない異様な暖かさ。おまけに陽射しは少ないというのですから紅葉には最悪の条件が揃ってしまいました。

今年の紅葉は遅れているという新聞記事も見かけましたが、京都の北野天満宮などでも十分に紅葉しないまま枯れてしまう葉が多いとか。この日は3連休初日の好天でしたが、いつもは大変な賑わいになる埼玉の平林寺も青葉が目立ったりで訪れる人が少なく、寂しい感じでした。それでもここは下の写真のように部分的には鮮やかな赤も見られるので「行ってガッカリ」は無さそうです。

一方、昨年素晴らしかった小石川後楽園は真っ赤な紅葉は皆無。多少色づいてはいるものの、このまま寒くなってもあまり綺麗な赤にはならないのかなあ・・・・という感じで、新緑ならぬ旧緑が目立っていました。ただ、ここではカワセミを動画のアップで捉えることができ大収穫でした。

最後に行った新宿御苑。ここはもともと真っ赤な紅葉は殆どなく、イチョウの黄色が素晴らしいのですが、今年はまだグリーンがかなり混じっていました。でも、それがグラデーションになって、そこそこきれいでした。また今年はピンク色の「皇帝ダリア」が今まで見たうちで一番きれいに咲いていました。

ということで、首都圏の今年の紅葉は不発のまま終わってしまいそうですが、この日は陽射しに救われました。陽射しが無いと、見た目もきれいではありませんし、写真に撮るとのっぺりした味気ない絵になってしまいます。この連休の残り2日は期待薄ですので、ラストチャンスは次の週末でしょうか。