(2009/03/06)

         
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クイーン・エリザベス2(QE2)の最後の横浜寄港から2年、同じ3月6日に世界最大級の客船クイーン・メリー2が横浜に入港しました。大きすぎてベイブリッジをくぐれないので、大黒ふ頭のT-1・T-2岸壁という、普段一般人立ち入り禁止のエリアへの接岸です。

横浜開港150年で招致した船なのでしょう、大黒ふ頭には一般客の観覧場所が用意され、桜木町駅からは無料のシャトルバスも運行されました。しかし、もともと見物人なんか想定している場所ではないので仮設トイレ以外の設備は何も無し。そして追い打ちをかけたのが雨と風です。

5年前、2004年3月のQE2寄港の時ほど寒くはありませんでしたが、雨は一日中降り続いてレインコートにカメラのレインカバーはうっとおしい。QE2は「雨女」と言われていましたが、メリー様もしっかりと伝統を受け継いでいるようです。

私は、まず朝はベイブリッジのスカイウォークへ。ここは当日特別に5時からオープンなので、馬車道の近くのホテルに前泊し、タクシーで行きました。
しかし、スカイウォークに来ては見たものの、悪天候の6時過ぎでは薄暗く、さらにはガントリークレーンや倉庫に隠れてしまって船の全景は見えないという悪条件で、まともな写真は撮れませんでした。(隣に陣取った某新聞社の美人女性カメラマンとお話ができたのがせめてものなぐさめ)

唯一の収穫は海上からの撮影。これはネットからクルーズ船を午前1回、夕方1回予約しました。夕方の便は出航を見送るというもの。風雨の中での撮影は「大変」なんていう言葉では表現できないくらいです。でも、さすがに近くで見る巨体は迫力満点、トホホな一日ではありましたが、ホンモノを見るには苦労はつきものです。やっぱり行って良かった。